教えないScratch教室

【 from scratch 別館 】小学生のプログラミングについて、実践からの学びを語ります。時々、脱線もします。

読了 ZERO to ONE ビーター・ティール:著

 

知人の強い推薦を受け、一気に読みました。

たった今、読了。

 

著者は、ペイバルの共同創業者にして、シリコンバレーで今最も注目される起業家とのこと。

 

本書は2012年にスタンフォード大学での講義ノートを元に書かれています。

そのため1990年代以降の歴史的な分析や、哲学的な話まで盛り込まれています。

一般的な基準からして、難解な書籍でしょう。

 

しかし、大学生を目前にして話した内容であるために、全体の文章の流れが非常に良いです。

一人で黙々と執筆したものでなく、目前の学生に話している言葉なので、難解な話題も幾分かは理解しやすいです。

 

本書の主張として、「テクノロジーの飛躍的進歩」を伴う起業というものを重要視しています。

そのテクノロジーには、当然ながらソフトウェア(プログラミング)による飛躍も含まれます。

 

テクノロジーは奇跡を生む。それは人間の根源的な能力を押し上げ、より少ない資源でより多くの成果を可能にしてくれる。(本書20Pより引用)

 

そして、そのテクノロジーの飛躍の原動力として繰り返し出てくるのは、「常識を疑え」ということです。

しかしこれこそ、簡単に見えて、実は非常に難しいことです。

ですから本書では、言葉を変え、何度も「常識を疑え」の実例が登場します。

そしてそのたびに、読者として考えさせられます。

 

採用面接で必ず訊く質問がある。「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」(本書22Pより引用)

 

起業の本ですが、ある意味、創造的な仕事をしたいという人には、広くお薦めできる本です。

若干難解であっても、読む価値の高い本だと思います。

テクノロジーと人間、テクノロジーと過去・そして未来について、考えるヒントが本書にあります。

 

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